外壁に生えたコケは見た目の美観を損ねるだけでなく、建物の材質を劣化させる原因にもなります。プロに依頼する前に、自分で簡単にできるコケ取りの方法を詳しく解説します。これにより、外壁を長持ちさせ、美しい状態を保つことができます。
必要な道具と材料
- 保護グローブとゴーグル
- 柔らかいブラシやスポンジ
- ホースまたは高圧洗浄機
- 市販のコケ除去剤または家庭用漂白剤
- シーリング材（必要に応じて）
コケ取りの手順
- 安全対策を行う
コケ取り作業を始める前に、手袋、ゴーグル、必要なら長袖の服を着用してください。化学薬品を使用する場合は、皮膚や目への刺激を避けるためです。 - 外壁の状態を確認する
外壁の材質によって、使用できる洗浄方法や薬品が異なります。石材、塗装された壁、サイディングなど、材質を確認してから適切な方法を選択してください。 - 外壁を水で濡らす
コケが生えている部分をホースまたは高圧洗浄機で軽く濡らします。これにより、コケが柔らかくなり、取り除きやすくなります。 - コケ除去剤を適用する
市販されているコケ除去剤を指示に従って適用するか、家庭用の漂白剤を薄めて使用します。自然派の方は、酢水を使う方法もありますが、効果は穏やかです。 - ブラシで擦る
柔らかいブラシやスポンジを使って、優しくコケをこすり取ります。力を入れすぎると外壁を傷つける可能性があるので注意してください。 - すすぎ洗いをする
全てのコケが取れたら、再度ホースや高圧洗浄機で外壁をよくすすぎます。残った薬剤が壁を傷める原因になるため、丁寧に洗い流すことが重要です。 - 乾燥と保護
作業終了後は、外壁がしっかりと乾燥するのを待ちます。さらに保護として、防藻・防カビのコーティング剤を塗ることをお勧めします。
注意点
- 作業は晴れた日に行う
作業は晴れた日に行い、壁が完全に乾燥することを確認してください。湿った状態だと、コケやカビが再発しやすくなります。 - 定期的なチェックを忘れずに
コケの発生は環境要因によって左右されるため、定期的な外壁のチェックが必要です。早期発見・早期対応が、建物を長持ちさせる鍵となります。
自分で行う外壁のコケ取りは、それほど難しくはありません。適切な手順と注意点を守れば、外壁を綺麗に保ちながら、その耐久性を向上させることができます。しかし、大規模なコケの発生や高所作業が必要な場合は、専門の業者に依頼することをお勧めします。
