
はじめに:「気づかぬうちに劣化している」お風呂の真実
お風呂は毎日使う大切なリラックス空間。
でも実は、最も水や湿気の影響を受けやすく、老朽化が進みやすい場所でもあります。
「タイルにヒビが…」「カビが取れない」「浴槽が冷たい」
そんな小さな違和感も、放っておくと大きなトラブルに。
この記事では、お風呂リフォームの最適なタイミング・費用相場・工事の流れ・失敗しないコツまでを丁寧に解説します。
こんな症状が出たらリフォームのサイン!
症状 | 考えられる原因 |
---|---|
浴槽がひび割れている | 経年劣化による素材の劣化 |
タイルのカビや黒ずみが落ちない | 防水性が低下し、カビが根深く発生している |
壁や床にヒビが入っている | 経年や地震による構造へのダメージ |
冬場に浴室が寒い | 断熱性不足/古い仕様のまま |
水漏れやにおいがする | 排水管の劣化/内部結露による腐食など |
目安としては、築15〜20年を過ぎたら、部分修理ではなくユニットバス全体の交換を検討するのが安心です。
お風呂リフォームの種類と内容
✅ 1. ユニットバスの交換(一般的)
- 【内容】既存の浴室を解体し、新しいユニットバスを設置
- 【期間】約4日〜7日
- 【特徴】サイズ・仕様の自由度が高い/断熱性・安全性もUP
✅ 2. 在来工法→ユニットバス化
- 【内容】タイル貼りの在来浴室を解体し、ユニットバスへ変更
- 【メリット】水漏れリスク低下/お手入れがラクになる
- 【注意点】配管・土台の修繕が必要になることも
✅ 3. 部分リフォーム
- 壁・床のパネル張り替え
- 換気扇・照明の交換
- シャワー・カラン・浴槽だけの交換など
費用の目安(工事・仕様別)
リフォーム内容 | 費用相場(目安) |
---|---|
ユニットバス→ユニットバス交換 | 60万〜100万円前後 |
在来浴室→ユニットバスへの変更 | 80万〜150万円前後 |
高断熱・高機能仕様のシステムバス | 120万〜200万円以上 |
部分リフォーム(床・カラン交換など) | 5万〜30万円前後 |
※費用は「広さ」「階数」「仕様」「配管工事」の有無で大きく変動します。
補助金が使えるケースもある!
2025年現在、以下のような制度が利用できる可能性があります:
制度名 | 対象となる工事内容 | 補助額(例) |
---|---|---|
こどもエコすまい支援事業 | 節湯水栓・高断熱浴槽などを導入 | 上限60万円 |
高齢者住宅改修費助成(自治体) | バリアフリー化(手すり・段差解消など) | 上限20万円前後 |
長期優良住宅化リフォーム | 浴室断熱・省エネ設備導入など | 最大250万円 |
工事の流れ(ユニットバス交換の例)
- 現地調査・見積もり
- 解体工事(1〜2日)
- 配管・電気工事(1日)
- ユニットバス組立・設置(1〜2日)
- 仕上げ・チェック(1日)
- 引き渡し・使用開始
よくある失敗とその対策
- サイズが合わなかった!
→ 現地調査は必須。幅・高さ・ドア開口などを必ず確認。 - 工事中、お風呂が使えず困った
→近隣の入浴施設の利用や仮設シャワー対応を事前に検討。 - 浴槽が思ったより浅い/狭い
→実物展示やショールームでサイズ感の確認を。
まとめ:お風呂リフォームで“疲れを癒す”空間へ
お風呂は「一日の疲れをリセットする」大切な場所。
リフォームをすれば、毎日のバスタイムが格段に快適で安全な時間へと変わります。
築年数が10年を超えたら、一度プロに点検を依頼してみましょう。
快適な住まいづくりの第一歩は、家族が毎日使う“お風呂”からかもしれません。