
はじめに:「物が多くてごちゃごちゃ…」に終止符を。
「いつも片付かない」「収納が少なくて棚だらけ」「部屋が狭く感じる」
それ、もしかしたら“収納の問題”ではなく、“間取りの問題”かもしれません。
住まいを快適に保つには、「しまえる」だけでなく「広く使える」空間づくりが欠かせません。
この記事では、収納不足の原因と解消法・間取り変更のメリット・実例・注意点などを徹底解説します。
なぜ収納が足りないと感じるのか?
- 収納スペースが分散している
→ クローゼットが各部屋に点在し、使い勝手が悪い - デッドスペースが多い
→ 押入れの上部・奥などが活用できていない - 家族構成・ライフスタイルの変化
→ 子どもが増えた/趣味の道具が増えた/在宅ワークが増えた…など
収納不足を解決する「間取り変更」のアイデア
✅ 1. 和室をリビングと一体化(リビング拡張)
- 使われていない和室をリビングに取り込み、広々空間へ
- 天井の統一、建具の撤去で圧迫感を軽減
✅ 2. 廊下を削ってファミリークローゼットに
- 無駄になっている通路スペースを収納空間に転換
- 家族全員分の衣類・日用品をまとめて収納できる
✅ 3. 壁面収納を設けて「見せる収納」に
- テレビ周りやデスク周辺に壁面収納を作ると、空間がすっきり
✅ 4. 寝室の一部をウォークインクローゼットに
- 衣類・季節品・スーツケースなどを一括管理できる空間に
リビングを広く見せるレイアウトの工夫
工夫内容 | 効果 |
---|---|
間仕切り壁を撤去 | 開放的な空間に変化、採光・風通しも改善 |
フローリングを統一 | 空間に一体感が生まれ、広く感じられる |
吊戸棚やローボードの活用 | 圧迫感を抑えながら収納量を確保 |
折りたたみ・スライド家具 | 使わないときにしまえて、スペースを有効活用可能 |
実例紹介:3LDK→2LDK+大収納で理想の住まいに
- 【Before】個室はあるけど狭く、収納もクローゼットのみ
- 【After】2部屋をつなげて大型リビング+ウォークインクローゼットを設置
- 【結果】動線がスムーズになり、収納力UP+空間がすっきり
間取り変更リフォームの費用目安
内容 | 費用相場(目安) |
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間仕切り壁の撤去・補修 | 10万円~30万円 |
クローゼット増設(壁+建具含む) | 15万円~50万円 |
壁面収納造作 | 20万円~80万円 |
間取り変更+床・天井仕上げ含む | 100万円~300万円超 |
※解体・補強の有無や内装の仕上げ内容により変動します
よくあるQ&A
Q. 構造上、壁を撤去できない場合は?
A. 耐力壁や柱は撤去できないことがありますが、部分的な間仕切り移動や開口部設置で工夫可能です。専門家の判断が必要です。
Q. 建築確認申請は必要?
A. 木造戸建なら不要なケースが多いですが、マンションや大規模改修では必要になる場合があります。
施工業者と事前に確認しましょう。
Q. 賃貸住宅でも収納増やせる?
A. 大掛かりな改修は難しいですが、置き型の収納家具+突っ張り棚+パーテーションで工夫可能です。
まとめ:間取りを見直せば、暮らしはもっと広がる
収納不足を「片付けの工夫」だけで解決するのには限界があります。
間取りを見直して、空間の使い方そのものを変えることで、暮らしが根本から快適になります。
「この壁、なくてもいいかも?」「和室、使ってないな…」
そんな気づきが、リフォームのはじまりです。
ぜひ、ご自身のライフスタイルに合わせた“広くて片付く空間づくり”にチャレンジしてみてください!