屋根リフォームや塗装と比べると、あまり注目されない部分に「棟板金(むねばんきん)」があります。
しかし、この棟板金は屋根のてっぺんを覆い、雨水の侵入を防ぐ非常に重要な役割を持っています。
実はこの棟板金、強風や経年劣化で浮きやすく、外れやすい部分です。特に台風や突風の影響を受けやすく、飛散事故や雨漏りの原因になることも。
そのため、台風シーズン前には必ず点検・補修を行うことが大切です。
今回「住宅総合リフォーム さざんか」では、新しいビスで棟板金をしっかり固定し、グラつきを防止する施工を行いました。この記事では棟板金の役割と劣化のサイン、メンテナンスの流れについて詳しくご紹介します。
棟板金とは?
棟板金は屋根の頂上部分(棟)に取り付けられる金属カバーで、屋根材同士の接合部を保護する役割を果たしています。
- 雨水の侵入を防ぐ
- 屋根材を固定する補強
- 屋根の美観を整える
屋根の防水性能を維持するために欠かせない部材ですが、金属製のためサビや緩みが生じやすいのが特徴です。
棟板金が劣化するとどうなる?
放置すると以下のような被害につながります。
- 強風で飛散
ビスが緩むと、台風や突風で棟板金が飛ばされる危険性が。 - 雨漏りの発生
固定力が落ちることで隙間ができ、雨水が内部へ侵入。 - 建物内部の劣化
雨水が入り込むと下地材が腐食し、屋根全体の耐久性が落ちる。 - 近隣への被害
飛散した棟板金が隣家や通行人に当たるリスクも。
今回の施工事例
写真のように、棟板金の浮きを点検し、緩んでいた箇所を新しいビスでしっかり固定しました。
📸 施工の流れ
- 点検
棟板金の浮き、サビ、ビスの緩みをチェック。 - 古いビスの抜き取り
劣化して固定力の落ちたビスを撤去。 - 新しいビスで固定
防水性の高いビスでしっかりと締め直し。 - 仕上げ確認
棟板金が動かないか、雨水が侵入しないか最終チェック。
この補修のメリット
✅ 飛散事故を防ぐ
→ 強風時の安心感が大きく向上。
✅ 雨漏り予防
→ 屋根の要所を守ることで、建物全体の防水性アップ。
✅ コスト削減
→ 早期のビス交換で済むため、棟板金交換や大規模修繕を避けられる。
✅ 建物の寿命を延ばす
→ 下地や構造材の劣化を防ぎ、屋根全体の耐久性を維持。
台風前のメンテナンスが肝心
日本は台風の多い国。特に夏から秋にかけては、強風による屋根被害が多発します。
台風シーズン前に棟板金を点検・補修しておくことで、万が一のトラブルを未然に防げます。
「特に異常はなさそう」と思っていても、専門業者の点検で緩みやサビが見つかるケースは非常に多いのです。
よくある質問 Q&A
Q. 棟板金の点検はどのくらいの頻度で必要?
→ 10年に1度を目安に点検をおすすめします。台風後も必ず確認しましょう。
Q. 自分で点検できますか?
→ 屋根の上は危険なため、専門業者に依頼するのが安心です。
Q. ビスの交換だけで十分ですか?
→ 初期段階ならビス交換で十分ですが、板金自体が劣化している場合は交換が必要です。
「さざんか」のこだわり
🔧 細部までチェック
→ 棟板金の浮きや緩みを徹底点検。
✨ 安心の固定施工
→ 専用ビスで確実に固定し、強風にも耐える仕上がり。
📷 施工過程を写真でご報告
→ 屋根の上の見えない作業もお客様にしっかりお伝え。
まとめ
- 棟板金は屋根の防水性と耐久性を守る重要な部材
- 緩みやサビを放置すると、雨漏りや飛散事故の原因に
- 新しいビスでの固定は、最小の補修で最大の効果
- 台風前の点検・補修で安心を確保
🏠 住宅総合リフォーム さざんかでは、
棟板金の点検から補修、交換までトータルで対応しています。
「台風前に屋根を見てほしい」
「棟板金が浮いている気がする」
そんな時は、ぜひお気軽にご相談ください😊