こんにちは。住宅総合リフォームさざんかです🌸
今回は、外壁メンテナンスの中でも特に重要な「コーキング打ち替え工事」についてご紹介します。
外壁の目地やサッシまわりに充填されている弾力性のある樹脂 ― これが「コーキング(シーリング)」です。
新築時は柔らかく防水性に優れていますが、10年ほど経つとひび割れや剥離が起き、防水機能が低下してしまいます。今回の施工では、劣化したコーキングを撤去し、新しく打ち替えを行いました。
Before:劣化したコーキングの状態
施工前のコーキングには、以下のような症状が見られました。
- 表面のひび割れ
- 弾力を失い硬化している
- 外壁との間に隙間ができている
- 雨水が入り込んだ跡がある
このままでは雨漏りや外壁材の劣化につながる危険がありました。
コーキング打ち替えの施工の流れ
外壁コーキング工事は、以下の工程で行います。
1. 既存コーキングの撤去
劣化したコーキングをカッターで丁寧に除去。古い材料が残ると新しいコーキングが密着しないため、徹底的に取り除きます。
2. 清掃
目地内部のゴミや粉をブラシで取り除き、施工面を清潔にします。
3. プライマー塗布
ここが非常に重要なポイントです。
プライマーは「接着剤」の役割を果たし、コーキング材をしっかり密着させます。プライマーを省略すると数年で剥がれてしまう恐れがあるため、必ず丁寧に塗布します。
4. コーキング材充填
専用のガンで新しいコーキング材を打ち込みます。気泡が入らないように均一に充填。
5. ヘラ仕上げ
ヘラで押さえて密着性を高め、表面を滑らかに整えます。
6. 乾燥・硬化
十分に乾燥させ、防水性能を最大限発揮できる状態にします。
After:防水性と美観が回復
施工後は、目地が新しいコーキング材でしっかり埋まり、滑らかな仕上がりに✨
防水性が回復し、外壁の耐久性も大幅に向上しました。見た目も引き締まり、建物全体の美観がよみがえりました。
コーキング工事の重要性
外壁のコーキングは、以下のような役割を担っています。
- 防水性:雨水の侵入を防ぐ
- 気密性:隙間風や熱の出入りを防ぐ
- 伸縮性:建物の動きに追従し、ひび割れを防ぐ
つまり、コーキングの劣化を放置すると、防水・断熱・気密といった建物の基本性能が低下してしまうのです。
コーキング材の種類
- 変成シリコン系:外壁材との相性が良く、耐久性も高い
- ウレタン系:密着性に優れるが紫外線に弱い
- シリコン系:水回りで多用されるが外壁には不向き
現場や外壁材に合わせて最適な材料を選定します。
放置した場合のリスク
コーキング劣化を放置すると…
- 雨漏りの発生
- 外壁材の反りや剥がれ
- 内部の断熱材や柱が腐食
- 修繕費用が高額に
小さな隙間が大きなトラブルを招くため、早めの対処が大切です。
メンテナンスの目安
コーキングの寿命は 7〜10年程度。
以下のサインが出たら打ち替えのタイミングです。
- 表面がひび割れている
- 硬くなって弾力がない
- 外壁との間に隙間がある
- 雨漏りや結露が発生している
工期と費用の目安
- 工期:30坪住宅で3〜5日程度
- 費用:打ち替えで60〜100万円前後(塗装工事とセットが一般的)
お客様の声
今回施工を依頼いただいたお客様からは、
「隙間が気になっていましたが、きれいに仕上げてもらえて安心しました」
「塗装と一緒にお願いして正解でした!」
といった喜びのお声をいただきました。
まとめ
外壁コーキング打ち替えは、建物の防水性・気密性を守るために欠かせない工事です。
プライマーをしっかり塗布し、適切な材料を使用することで、長期間安心できる住まいを実現できます。
私たち住宅総合リフォームさざんかでは、経験豊富な職人が一つひとつの工程を丁寧に行い、確かな仕上がりをお届けします。
「コーキングがひび割れてきた」「雨漏りが心配」という方は、ぜひお気軽にご相談ください🏠✨