こんにちは。住宅総合リフォームさざんかです🌸
今回は「鉄部の錆び落としと塗装工事」の事例をご紹介します。
鉄部は建物の中でも劣化しやすい部分のひとつです。手すり・階段・庇・フェンスなどに使用される金属は、常に雨風や紫外線にさらされているため、年月とともに錆びが発生します。錆は見た目を損なうだけでなく、放置すると強度を低下させ、建物全体の安全性にも関わります。
今回の現場では、錆びが広がり始めた鉄部をケレン作業で徹底的に処理し、グレー色で仕上げました。その結果、美観と防錆性能が回復し、建物全体が引き締まった印象になりました✨
Before:錆びが浮き出た鉄部
施工前の状態は、以下のようなものでした。
- 表面に赤茶色の錆が発生
- 古い塗膜が剥がれ、下地がむき出しに
- 触れると粉が付く状態(チョーキング)
- 所々で腐食が進み、強度が心配される
お客様も「見た目が悪いだけでなく、安全性が不安」とご相談くださいました。
ケレン作業の重要性
鉄部塗装の基本は、まず「錆を落とす」こと。
これを怠ると、新しく塗った塗料がすぐに剥がれてしまいます。
ケレンの工程
- サンドペーパー・ワイヤーブラシ:表面の錆を手作業で除去
- 電動工具:広範囲の錆を効率的に削り落とす
- 清掃:粉やゴミを取り除き、塗料が密着する状態に
👉 今回の現場では、電動工具と手作業を組み合わせて徹底的に錆を除去しました。
施工の流れ
- ケレン作業
錆と古い塗膜を完全に除去。 - 下塗り(錆止め塗料)
エポキシ系の錆止め塗料を塗布。再発を防ぎ、密着性を確保します。 - 中塗り
グレーの仕上げ塗料を1回目塗布。色と膜厚を均一にします。 - 上塗り
2回目の仕上げ塗装で、美しい光沢と厚みを出します。
After:美観と防錆性能が蘇った鉄部
施工後の鉄部は、グレー色で落ち着いた仕上がりに✨
錆の赤茶色が消え、清潔感のある外観となりました。
お客様からは「新品のようにきれいになった」「建物全体がしっかり見える」と大変ご満足いただけました。
鉄部塗装の役割
鉄部塗装には次のような効果があります。
- 防錆性:錆の進行を防ぎ、鉄を守る
- 防水性:雨水の侵入を防ぐ
- 美観の維持:建物全体の印象を良くする
- 耐久性の向上:鉄部を長持ちさせる
使用する塗料の種類
- ウレタン塗料:安価で扱いやすいが耐久性はやや短め
- シリコン塗料:耐候性・防汚性が高くコスパが良い
- フッ素塗料:高価だが高耐久。15〜20年持つことも
- 無機塗料:最上級グレード。紫外線に強く30年近い寿命も期待できる
現場の状況やお客様のご要望に合わせ、最適な塗料を選定します。
放置した場合のリスク
鉄部の錆を放置すると、以下のトラブルが発生します。
- 鉄が腐食して穴が空く
- 手すりや階段がもろくなり危険
- 錆汁で外壁や床が汚れる
- 補修では済まず交換工事が必要に → 高額費用
👉 塗装なら数万円〜数十万円で済む工事も、交換となれば数百万円規模になることもあります。
メンテナンスの目安
鉄部塗装の目安は 5〜7年ごと。
次のサインが出たら要注意です。
- 錆が浮いている
- 塗膜が剥がれている
- 色あせや光沢がない
- 表面がザラついている
工期と費用の目安
- 工期:小規模な鉄部で2〜3日、大規模なら1週間前後
- 費用:範囲や塗料によるが、数万円〜数十万円
お客様の声
実際に施工いただいたお客様からは、
「グレーの色合いが落ち着いていて気に入っています」
「これで錆びの心配がなくなりました」
と喜びのお声をいただきました。
まとめ
鉄部は雨風や紫外線で劣化しやすいため、定期的な錆び落としと塗装が欠かせません。
グレー仕上げのように色を変えることで、建物全体の印象を新しくする効果もあります。
私たち住宅総合リフォームさざんかでは、徹底した下地処理と高品質な塗料で、美観と耐久性を両立させた施工を行っています。
「鉄部が錆びてきた」「色あせが気になる」という方は、ぜひお気軽にご相談ください🏠✨