こんにちは、住宅総合リフォーム さざんか です。
今回は「外壁のコーキング施工」の事例をご紹介します。
外壁塗装や屋根工事といった大きなリフォーム工事は多くのお客様が関心を持たれますが、実は細部のメンテナンスこそ家を長持ちさせるために欠かせない重要なポイントです。その代表例が コーキング(シーリング) と呼ばれる作業です。
コーキングは、外壁材のつなぎ目や窓枠、配管・コンセントまわりといった隙間を防水材で埋める作業のこと。小さな隙間から雨水や湿気が入り込むのを防ぎ、住まい全体の耐久性を守る大切な役割を担っています。今回は、その具体的な施工内容と重要性を詳しくご紹介します。
Before:外壁の隙間やコンセントまわりは要注意
外壁の隙間やコンセントまわりは、一見すると問題がないように見えることがあります。しかし実際には、ここから雨水が侵入しやすく、長年放置すると内部の木材や断熱材を傷める原因になりかねません。
特に外壁のジョイント部分は、建物の動きによる微細なズレや温度変化によって劣化しやすい箇所です。コーキング材がひび割れたり硬化すると、そこから雨水が侵入し、室内のカビや雨漏りの原因になることもあります。
今回の施工現場でも、外壁とコンセントボックスの周囲に細かな隙間が確認されました。お客様からは「小さい部分だから大丈夫だと思っていたけど、最近湿気が気になる」との声をいただきました。まさに、見落としがちなポイントこそリスクが潜んでいるのです。
施工内容:丁寧な下処理とコーキング充填
今回の施工では、以下の手順でコーキングを行いました。
- 古いコーキングの撤去
劣化していた部分を丁寧に取り除き、新しい材料がしっかり密着するように下地を整えます。 - 養生テープ貼り付け
仕上がりを美しくするために、施工箇所をテープで囲みます。これにより直線的で綺麗なラインが出せます。 - プライマー塗布
下地とコーキング材の密着性を高めるためにプライマーを塗布。これを怠ると、すぐに剥離する恐れがあるため重要な工程です。 - コーキング材の充填
専用のガンを使って隙間にコーキング材を充填。気泡や空隙ができないよう、慎重に圧をかけながら行います。 - ヘラ仕上げ
表面を滑らかに整え、防水性と見た目の美しさを確保します。 - 養生テープ撤去
最後にテープを外し、仕上がりを確認して完了です。
写真のように、コンセント周囲までしっかり施工することで、細部の防水性能を確保しました。
After:雨水の侵入をブロック!
施工後は隙間がなくなり、防水性が大幅に向上しました。見た目も清潔感のある仕上がりとなり、お客様からは、
「こんな細かい部分まで施工してくれるとは思わなかった」
「これで安心して過ごせます」
と大変ご満足いただきました。
コーキングは目立たない部分ですが、こうした作業が住まい全体の寿命を左右するのです。
コーキング施工のメリット
コーキング施工には次のようなメリットがあります。
- 雨漏り防止:小さな隙間からの水の侵入を防ぎ、建物内部の腐食を防ぐ。
- 断熱性・気密性の向上:隙間を埋めることで冷暖房効率が上がり、省エネ効果にもつながる。
- 美観の維持:ひび割れや劣化を補修することで外観が美しくなる。
- 資産価値の維持:細部までメンテナンスされている家は評価が高くなる。
メンテナンスの目安
コーキング材の寿命は一般的に 7〜10年程度 と言われています。しかし、日当たりや風雨の影響を強く受ける部分ではそれより早く劣化することもあります。
- ひび割れや剥離が見られる
- コーキングが硬化して弾力を失っている
- 雨の後に壁や室内にシミができる
こうした症状が出たら、早めに点検と施工を検討する必要があります。
まとめ:小さな作業が大きな安心に
今回の施工事例では、外壁やコンセントまわりのコーキングを行いました。細部まで丁寧に施工することで、雨水の侵入を防ぎ、住まい全体の耐久性を高めることができます。
「コーキングなんて小さな作業だから大したことない」と思われがちですが、実は家を長く守るためには欠かせない大切なメンテナンスです。小さな積み重ねが、将来の大きな安心につながります。
住宅総合リフォーム さざんか では、大規模な屋根・外壁工事から、こうした細部のコーキング施工まで幅広く対応しております。
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