マイホームの外壁や窓まわり、目地(継ぎ目)にある“白やグレーのゴムのような素材”をご覧になったことはありますか?
それは「コーキング」と呼ばれる重要な防水素材です。
このコーキング、実は住宅の寿命を左右するほど大切な役割を担っているにも関わらず、見逃されやすい劣化ポイントでもあります。
本記事では、
- コーキングとは何か
- どんな役割を果たしているのか
- 劣化するとどうなるのか
- メンテナンスや打ち替えのタイミング
について、画像とともにわかりやすく解説します。
外壁塗装を検討中の方や、築10年以上のお住まいの方は必読です!
コーキング(シーリング)とは?
コーキングとは、外壁材の隙間(目地)や窓まわり、サッシの周辺などに用いられる弾力のある防水材のことです。
建材同士の隙間を埋め、雨水や湿気の侵入を防ぐことで、住宅を長持ちさせる役割を果たしています。
具体的にはこんな場所に使われています:
- サイディング外壁のつなぎ目
- 窓枠やドア枠の周辺
- ベランダの笠木まわり
- 外壁と設備(配管など)の接続部
写真のように、作業員が専用のコーキングガンを使って丁寧に隙間へ材料を充填する工程が「コーキング施工」です。
なぜコーキングが重要なのか?
建物は風雨や紫外線、地震などさまざまなストレスを日々受けています。外壁のつなぎ目や窓周辺などは特に動きやひずみが出やすく、雨水が侵入しやすいポイントです。
ここにコーキング材を充填しておくことで、
- 建物の防水性が確保される
- 外壁材の揺れや収縮に対応できる
- 隙間からの雨水・湿気の侵入を防止する
という効果があります。
つまりコーキングは、**住宅全体を“見えないところから支える防水の要”**なのです。
コーキングの劣化サインとは?
残念ながらコーキング材は、永遠に使えるものではありません。
経年劣化や紫外線の影響により、徐々に以下のような状態になります:
- ひび割れ
- 剥がれ・浮き
- 硬化して弾力が失われる
- 黒ずみ・カビの付着
このような症状が出てきたら、雨水の侵入リスクが一気に高まります。放置すれば、内部の木材や断熱材が腐食し、最終的には雨漏りや構造体の劣化という深刻な事態につながりかねません。
コーキングの寿命とメンテナンスタイミング
一般的なコーキングの寿命は約10年です。しかし、使用されている材料や立地条件(直射日光の量、雨風の多さ)によっては、7〜8年程度で劣化が始まることもあります。
コーキングは「目立たないけど重要」な部分のため、忘れられがちです。
ですが、定期的な点検と打ち替えをすることで、建物全体の健康を守ることができます。
コーキング施工の種類
1. 打ち替え工事
古いコーキング材をすべて撤去し、新しいものに入れ替える方法です。
もっとも確実な方法で、劣化が進んでいる場合や、築年数が長い住宅におすすめです。
2. 増し打ち工事
既存のコーキング材の上から新しい材料を重ねて充填する方法です。
軽度な劣化や、既存の厚みが十分な場合に適用されます。
※「見た目が大丈夫そう」でも、内部の柔軟性が失われているケースが多いので、プロの判断が重要です!
外壁塗装とコーキングのタイミングはセットがおすすめ
外壁塗装を行う際には、必ずコーキングの状態も確認することが重要です。
実際、多くのリフォーム業者では、塗装前にコーキングの打ち替え工事をセットで行っています。
理由は簡単で、塗装によって防水性を高めても、その隙間から水が入ってしまっては意味がないからです。
つまり、
「外壁の美観+防水性の両立」には、塗装とコーキングはセットで考えるのが正解!
というわけですね。
こんな症状があったら要注意!
ご自宅の外壁に、以下のような状態があれば要注意です:
- コーキング部分にひびが入っている
- 窓枠まわりに黒ずみがある
- 弾力がなくカチカチに硬くなっている
- コーキング材が剥がれて隙間が見える
これらはすべて劣化のサインです。
放っておくと雨水が入り込み、室内の壁紙が湿気で浮いたり、カビ臭が出てきたり…と暮らしへの直接的な悪影響が出てくる可能性もあります。
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外壁塗装やリフォームを検討されている方は、まずはコーキングの状態チェックから始めてみませんか?
まとめ
- コーキングは住宅の防水を担う重要な素材
- 劣化すると雨漏りや内部腐食の原因に
- 約10年を目安に点検・打ち替えを
- 外壁塗装とセットでのメンテナンスがおすすめ
- 不安な方はプロの診断を受けましょう!
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