住宅や建物の外装リフォームにおいて、「どんな塗料を使うか」「仕上がりがどれだけ美しいか」という点に注目が集まりがちです。
しかし実は、その仕上がりと耐久性を大きく左右するのは、塗装前の下地処理です。
今回「住宅総合リフォーム さざんか」では、防塵塗装を行う前に必ず行う下地処理=サンダーケレン作業をご紹介します。普段はなかなか見えない作業ですが、これこそが美しく長持ちする塗装に欠かせない大切な工程です。
下地処理とは?
下地処理とは、塗装を行う前に既存の表面を整える作業のことを指します。コンクリートや金属、木部など、塗装対象の素材によって方法は異なりますが、いずれも共通している目的は「塗料がしっかり密着する環境をつくること」です。
例えば、コンクリート床や外壁では次のような不具合がよく見られます。
- 表面の浮きや剥がれ
- クラック(ひび割れ)
- 経年劣化による粉化(チョーキング現象)
- 汚れやカビの付着
これらを処理せずに塗装してしまうと、塗料がうまく密着せず、短期間で剥がれや膨れが発生してしまいます。
サンダーケレン作業とは?
今回の写真で紹介しているのが「サンダーケレン作業」です。
- サンダー … 電動工具の一種で、研磨ディスクを高速回転させて表面を削る機械。
- ケレン … 塗装や防水工事の下地処理として行う研磨・清掃作業の総称。
サンダーケレンでは、コンクリート床や金属部分の古い塗膜や錆、傷んだ部分を削り落とし、平滑な状態に整えます。
👉 この作業を行うことで、
- 新しい塗料の密着性が格段にアップ
- 劣化部分を除去するため仕上がりが美しい
- 将来的な剥がれや浮きを防止
といった効果が得られます。
なぜ下地処理が重要なのか?
「せっかく新しい塗料を塗るのだから、そのまま塗っても良いのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、下地処理を怠ると次のようなリスクが待っています。
- 数年で塗膜が剥がれる
- 防水性・防塵性が発揮されない
- 仕上がりがデコボコになり、美観を損なう
- 補修費用がかえって高額になる
つまり、見えない下地の状態を整えることが、塗装そのものの「命」を決めると言っても過言ではないのです。
施工の流れ
防塵塗装前の下地処理は、次のステップで行われます。
- 現状確認
クラックや浮き、剥がれの状態を入念にチェック。 - サンダーケレン作業
劣化部分や旧塗膜を電動工具でしっかり削り、健全な下地を出す。 - 清掃・除去
粉塵や削りカスを取り除き、塗装が密着しやすい環境を整える。 - 補修材の充填
必要に応じて補修材でクラックや段差を埋める。 - 下塗り(プライマー塗布)
サンダーケレンで整えた下地にプライマーを塗り、塗膜の密着性をさらに高める。
この工程を経て、ようやく本塗装=防塵塗装に移ることができます。
BeforeとAfterの違い
施工前と施工後を比べると、その違いは一目瞭然です。
- Before:表面に傷や浮きがあり、塗料を塗っても剥がれやすい状態
- After:サンダーケレンでフラットに整えられ、塗料がしっかり密着する理想的な下地
美しい仕上がりの裏側には、必ずこうした見えない努力があります。
プロのこだわり
「住宅総合リフォーム さざんか」では、下地処理に徹底してこだわっています。
- お客様からは見えにくい部分でも妥協しない
- 一見地味な作業こそ、仕上がりの美しさと耐久性を左右する
- 将来のメンテナンスコストを抑えることにもつながる
まさに「下地から守る」ことが、私たちの使命です。
まとめ
- 下地処理=塗装の命を決める最重要工程
- サンダーケレンで劣化部分を削り、健全な下地を作る
- 見えない部分への丁寧な手間が、美観と耐久性を長持ちさせる秘訣
- 防塵塗装はもちろん、外壁塗装・屋根塗装でも共通して重要
🏠 住宅総合リフォーム さざんかでは、
外壁・床・屋根などあらゆる部位での下地処理から塗装仕上げまでをワンストップで対応しています。
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そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。