住まいの外壁をチェックするとき、壁の真ん中ばかり見ていませんか?
ひび割れや色あせなどは比較的見つけやすい症状ですが、実は確認しておきたいのが「外壁の角」や「部材同士の継ぎ目」です。
今回の施工前写真でも、外壁材が接する部分に隙間が見られます。
こうした部分は普段あまり意識して見る場所ではないため、劣化していても気づかないことがあります。
今回は、外壁の角や目地、取り合い部分に注目して、チェックしておきたいポイントをご紹介します。
■ 外壁は「面」だけでなく「境目」もチェック
外壁には、一枚の大きな壁だけがあるわけではありません。
外壁材同士の継ぎ目や建物の角、窓まわり、異なる部材が接する部分など、さまざまな境目があります。
こうした部分は「目地」や「取り合い」などと呼ばれることがあります。
建物の構造や外壁材によって納まりは異なりますが、外壁を点検するときには平らな部分だけでなく、こうした境目も確認しておきたいポイントです。
■ なぜ隙間ができることがあるの?
外壁や目地部分は、長期間にわたって雨風や紫外線、気温の変化などの影響を受けています。
また、使用されている材料も時間の経過とともに変化することがあります。
そのため、
・目地材の劣化
・シーリングのひび割れや剥がれ
・外壁材の動き
・部材同士の接合部分の劣化
などによって、以前は気にならなかった隙間が目立つ場合があります。
原因は建物によって異なるため、見た目だけで判断せず状態を確認することが大切です。
■ 写真のような「角部分」は見落としやすい場所
今回の写真では、外壁の角部分に隙間が確認できます。
正面から外壁全体を見ただけでは気づきにくくても、角度を変えて近くから見ることで分かる劣化もあります。
特に、
・建物の角
・外壁材の継ぎ目
・窓やサッシの周辺
・配管などが外壁と接する部分
・異なる外壁材が切り替わる部分
などは、一度チェックしておきたい場所です。
■ 隙間を見つけたらどうすればいい?
小さな隙間を見つけると、「とりあえず自分で埋めればいい?」と思うかもしれません。
しかし、使用されている外壁材や隙間ができた原因によって、適した補修方法は異なります。
表面だけを埋めても、原因が別の部分にある場合には適切な対応にならない可能性があります。
まずは、どの部分にどの程度の隙間ができているのかを確認することが大切です。
■ 隙間の周辺にこんな症状がないかチェック
隙間だけでなく、その周辺も一緒に確認してみましょう。
・外壁にひび割れがある
・シーリングが割れている
・目地材が剥がれている
・外壁材が浮いているように見える
・塗膜が剥がれている
・雨染みや変色がある
こうした症状が一緒に見られる場合には、外壁全体の状態も確認するきっかけになります。
■ 「塗装すれば隙間も直る」とは限りません
外壁に劣化があると、「外壁塗装をすれば全部きれいになる」と考えてしまいがちです。
しかし、塗装と補修は役割が異なります。
隙間やひび割れなどがある場合には、状態に応じて必要な補修を検討したうえで塗装工程へ進むことがあります。
以前の記事でご紹介した下地処理と同じように、完成後には見えなくなる部分の確認も重要です。
■ 自宅でチェックするときのポイント
特別な道具がなくても、地上から見える範囲で外壁を確認することはできます。
家の周囲を一周しながら、
「角に隙間はない?」
「目地が割れていない?」
「窓まわりに変化はない?」
「外壁材が浮いて見える場所はない?」
とチェックしてみましょう。
ただし、高い場所や足場が不安定な場所を無理に確認する必要はありません。
確認しにくい場所については、専門業者へ相談する方法もあります。
■ 小さな変化がメンテナンスを考えるきっかけに
外壁の隙間は、離れた場所から見るとほとんど分からないことがあります。
しかし、こうした小さな変化に気づくことで、住まいの状態を確認するきっかけになります。
「まだ小さいから大丈夫」と自己判断するのではなく、気になる症状があれば現在の状態を確認してみることが大切です。
■ まとめ|外壁チェックは角や継ぎ目まで
外壁のメンテナンスというと、色あせや大きなひび割れに目が行きがちです。
しかし、外壁の角や目地、部材同士の取り合い部分にも劣化が現れることがあります。
外壁をチェックするときは、
「壁の面」
だけではなく、
「角・目地・継ぎ目」
にも注目してみましょう。
「外壁の角に隙間を見つけた」
「目地が割れているように見える」
「補修だけでいいのか、塗装も必要なのかわからない」
といった段階からでもご相談いただけます。
さざんかでは、建物の状態を確認しながら、必要な補修や外壁メンテナンスについてご相談を承っています。
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