外壁塗装の塗料種類と選び方を徹底解説!
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そろそろ外壁塗装を考えているが、外壁塗料には種類があるの?周りの家を見ても見た目が変わらないし安くて長持ちする塗料なら良いと思うけど・・・。

このように悩んでいませんか?


外壁塗料は油性・水性の他、現在主流のシリコン系や値段が少し高くなりますが耐久性の高いフッ素系など様々です。外壁塗料を選ぶ際、自宅のスタイル(金額重視・耐久性重視)に合わせ施工することが大切だと言えるでしょう。


そこで今回の記事では外壁塗装に使用される「塗料種類」についてお話しします。また、塗料の選び方やおすすめ塗料についても解説しますので、どうぞ最後までお読みください。

外壁塗装に使われる塗料とは

外壁塗装に使われる塗料は水性・油性に分かれ、さらに耐久性や用途に応じ様々な種類があります。外壁塗料はシンナーなどを希釈剤として有機溶剤を用いた油性系がこれまで使用されてきましたが、臭いや環境の観点から、水を希釈剤として使用する水性材料が現在の主流となっています。


外壁・屋根塗装工事の際、耐久性や費用などを基準に塗料を選択することが多いですが、その他環境に配慮した塗料や遮熱効果のある塗料などあります。何を選んで良いのかわからないほど現在は塗料の選択肢が増えているため迷ってしまうことでしょう。


外壁塗料を選ぶ前に、塗料ごとの特徴や耐用年数、コストを把握しておくと安心できますよ。

【外壁塗装】塗料の種類

外壁塗装に使用される塗料の種類は現在主流の商品で大きく分けると5つです。


<水性塗料>

水性塗料とは塗料の主成分が「水」で、希釈にも水を使用するため油性塗料にあるようなシンナー臭がしません。乾燥の際も水分が蒸発するため臭いが少なく、外壁塗装の際もご近所へ迷惑をかけることが少ないため環境や近隣に配慮している材料と言えます。


<油性塗料>

油性塗料は有機溶剤(希釈)にシンナーを使用しているため、強烈な臭いがします。溶剤であるシンナーは健康を害するVOC(揮発性有機化合物)を発生させるため近隣への配慮が必要です。油性塗料は水性塗料と比較し耐久性が高く仕上がりが美しくなる特徴があります。


【外壁塗装の種類】

特徴

耐用年数

費用相場(㎡)

フッ素系塗料

耐久性が高い

耐薬品性

紫外線に強い

15年~

3,5004,500

ラジカル系塗料

耐久性が高い

表面塗膜が劣化しにくい

15年前後

2,800円~3,800

シリコン系塗料

価格・機能の

バランスが良い

710

2,500円~3,200

ウレタン系塗料

価格・機能の

バランスが良い

57

1,800円~2,200

アクリル系塗料

価格が安い

38

1,500円~1,800

上記の他、無機質塗料、セラミック塗料など多くの塗料がありますが高価なため自宅の生活スタイルを考えながら導入を検討しても良いでしょう。

【外壁塗装】塗料の選び方

外壁塗装する場合、施工店から材料について確認せず塗装してしまうと後悔することにもなりかねませんので、何を基準に塗料を選ぶのかを事前に決めておくことが大切です。


【外壁塗装塗料選び方基準】

  • 耐久性重視の場合:フッ素系塗料・ラジカル系塗料
  • コストパフォーマンス重視の場合:シリコン系塗料・ウレタン系塗料
  • コスト重視の場合:アクリル系塗料
  • 環境に配慮したい:低汚染塗料

塗料の選択基準は各家庭により様々です。外壁メンテナンスサイクルをできるだけ長くしたいのであれば耐久年数の高いフッ素系や外壁塗装塗膜が劣化しにくいラジカル系、コスト重視ならアクリル系などのように基準を決めておくと塗料が選択しやすくなります。

ただし、コスト重視の場合、初期費用は安く済みますがメンテナンスサイクルは10年よりも短くなり、長い目で見ると割高になることも考えられますのでご注意ください。

外壁塗装のおすすめ塗料

外壁塗装の塗料選びは油性・水性の他、フッ素系・ウレタン系などの種類から選択しないとなりませんので、結局、何を選んで良いかがわからなくなることもあるでしょう。


初期費用は高くてもメンテナンスサイクルを長くしたい場合は「ラジカル系塗料」「フッ素系塗料」がおすすめです。「標準的な塗料で十分」ということであれば、「水性・シリコン系塗料」を選んでおけば、あまり間違いはおきません。


現在、外壁塗装で主流になっている塗料は「水性・シリコン系塗料」であり、施工実績も多いため安心できます。

外壁塗装は自宅に最適な塗料を選ぼう

外壁塗装は外的要因から建物を守るため必要なメンテナンス工事のひとつですが、塗料を価格や機能だけで選ぶのではなく、自宅に最適(生活スタイル)な製品を選ぶことが重要なのです。


外壁塗装工事の際、業者に勧められるまま工事してしまうと、イメージが違う、こんなはずではなかった、もう少し配慮して欲しかったなど失敗や後悔してしまうことも考えられます。


外壁塗装の際は、使用塗料の効果・耐久性・メンテナンスサイクル・環境問題などについて外壁塗装業者へ工事前に確認しておくことが望ましいでしょう。

外壁塗装は自宅に最適な塗料を選び、建物の美しさを維持していきましょう。

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