「打ちっぱなしコンクリートの外壁」は、シンプルでスタイリッシュな印象を与える人気のデザインです。無駄のない直線美と、素材そのものの質感が活かされた仕上がりは、住宅はもちろん、商業施設やマンションでも多く採用されています。
しかし、その美しさの裏には大きな弱点があります。コンクリートは年月が経つと雨や紫外線によって劣化が進みやすく、汚れやムラが目立ちやすい素材なのです。放置すると外観が古びて見えるだけでなく、建物自体の耐久性にも悪影響を及ぼします。
今回「住宅総合リフォーム さざんか」では、コンクリート壁の再生工事を行い、美しくよみがえらせる施工を実施しました。本記事では、コンクリート壁が抱える問題点や再生工事の流れ、その効果について詳しくご紹介します。
コンクリート壁の特徴と課題
コンクリート壁は「頑丈」「メンテナンスが不要そう」と思われがちですが、実際にはとてもデリケートな素材です。
- 吸水性が高い
雨水を吸いやすく、乾燥と湿潤を繰り返すことでひび割れや白華(エフロレッセンス)が発生します。 - 紫外線に弱い
長期間直射日光を浴びると表面が粉状に劣化し、見た目がくすんできます。 - 汚れが目立つ
排気ガスやカビ、藻の付着により黒ずみやムラが発生しやすい。
こうした要因により、打ちっぱなしコンクリートは「放っておくと資産価値を下げる」リスクがあるのです。
今回の施工内容
今回の工事では、経年による汚れやムラが目立っていた外壁を再生するために、下地処理から丁寧に塗装までを行いました。
📸 施工の流れ
- 下地洗浄
表面の汚れやカビを高圧洗浄で落とし、塗料が密着しやすい状態に整えます。 - 下塗り(プライマー)
塗料がしっかりと密着するよう、下地に専用のプライマーを塗布。これにより耐久性が向上します。 - 中塗り・上塗り
雨や紫外線に強い塗装材を2回重ね塗り。色ムラを抑え、コンクリート特有の質感を残しながら均一な美しさを再現しました。 - 仕上げチェック
光の当たり具合や角度による見え方まで確認し、自然な仕上がりになるよう調整。
施工後の効果
✅ 美観の向上
黒ずみや汚れが消え、打ちっぱなしらしいシンプルでクールな質感が復活しました。
✅ 防水性アップ
表面を塗装で保護することで、雨水の侵入を防止。ひび割れや白華現象のリスクを軽減します。
✅ 耐久性の向上
紫外線による劣化を防ぎ、コンクリート自体の寿命を延ばします。
✅ 資産価値の維持
マンションやテナントビルなどでは、外観の印象が入居率や資産価値に直結。今回の工事により「新築同様の印象」が戻りました。
放置するとどうなる?
もしコンクリート壁の劣化を放置してしまうと……
- 雨水が内部に浸透し、鉄筋が錆びて膨張 → コンクリートの爆裂現象が起こる
- 外壁のひび割れから雨漏りが発生
- カビや藻が繁殖して建物全体が古く見える
- 修繕費用が高額になる
つまり、早めのメンテナンスが建物の寿命とコスト削減につながるのです。
コンクリート壁リフォームのタイミング
「どのくらいの年数で工事が必要?」という質問をよくいただきます。
目安は築10〜15年ごと。ただし立地条件によって大きく変わります。
- 海沿い:塩害で劣化が早い
- 幹線道路沿い:排気ガス汚れが付きやすい
- 日当たり良好:紫外線劣化が進みやすい
劣化の進行具合はプロでなければ判断しにくいため、定期的な点検をおすすめします。
「さざんか」のこだわり
🔧 素材の魅力を活かす施工
打ちっぱなし特有の質感を損なわず、美しさを引き出す塗装を心がけています。
✨ 機能性+デザイン性
防水性や耐久性を高めるだけでなく、見た目の美しさにも妥協しません。
📷 施工過程を丁寧に報告
普段は見えない下地処理から仕上げまで、写真付きでご報告し安心をお届けします。
まとめ
- 打ちっぱなしコンクリートは美しいが劣化しやすい素材
- 再生工事で 美観+防水性+耐久性 を同時に向上
- 資産価値を守るためには、定期的な点検と早めの施工が重要
🏠 住宅総合リフォーム さざんかでは、
コンクリート壁の再生工事をはじめ、外壁塗装や屋根工事など総合的に対応しています。
「外壁の汚れや色ムラが気になる」
「コンクリートの美しさを取り戻したい」
そんな方はぜひお気軽にご相談ください😊