外壁や屋根のリフォームを考えるとき、どうしても「見た目」や「仕上がりの色」に注目しがちです。
しかし、本当に大事なのは**“下地処理”**。
とくにコーキング(シーリング)の施工では、プライマーの塗布や下地の密着性確保といった見えない部分こそ、仕上がりの耐久性を左右するカギになります。
今回「住宅総合リフォーム さざんか」が手掛けた現場でも、ひび割れ補修前にプライマーを丁寧に塗布し、しっかりと下地から施工を行いました。
この記事では、コーキング前の下地処理がなぜ重要なのか、そして見えない工程が住まいの寿命をどう左右するのかを解説します。
コーキングとは?
コーキングとは、外壁の目地や窓まわりのすき間を埋めるためのゴム状の防水材。
主な役割は以下の3つです。
- 雨水の侵入を防ぐ防水性
- 地震や温度変化による建物の揺れを吸収する緩衝性
- 外観の美しさを保つ意匠性
しかし、コーキング材そのものは年数が経つと劣化します。
硬化・ひび割れ・剥がれが起これば、防水性能が低下し、雨漏りや外壁材の劣化を加速させてしまいます。
下地処理の重要性
コーキング工事の前に必ず行うのが下地処理です。
ここを省いたり雑に行ったりすると、いくら高性能な材料を使っても、数年で剥がれや割れが生じてしまいます。
✅ プライマーの役割
- コーキング材と下地をしっかり密着させる接着剤のような役割
- 割れやすい箇所ほど念入りに塗布が必要
- プライマーが不十分だと、コーキング材が浮き上がり雨水侵入の原因に
つまり、長持ちするコーキング=プライマー処理が丁寧であることが条件なのです。
今回の施工事例
写真にあるように、外壁のひび割れ補修現場で、
- ひび割れ箇所をしっかりカット&清掃
→ ゴミや劣化部分を残さないことが密着性の第一歩。 - プライマーを丁寧に塗布
→ 見えなくなる部分だからこそ、均一に塗ることを徹底。 - コーキング材の充填
→ 隙間なくしっかりと埋め込み、空気や水が入り込まないように施工。
この工程を踏むことで、ひび割れ部分は強固に密着し、再び割れにくい仕上がりになりました。
下地処理を怠った場合のリスク
- 施工後数年でコーキングが剥がれる
- 目地から雨水が浸入し、雨漏りの原因に
- 外壁内部の木材や断熱材が腐食する
- 結果的に大規模な修繕工事が必要になる
つまり、「見えない下地処理を丁寧にやるかどうか」で工事の持ちが決まるのです。
プライマーとコーキング材の相性
実はプライマーとコーキング材には「相性」があります。
たとえば変成シリコン系コーキングを使う場合は、それに適合したプライマーを使用しないと、密着不足による剥がれが発生します。
「さざんか」では、必ず使用するコーキング材とメーカー推奨プライマーをセットで採用し、最適な施工を行っています。
よくある質問 Q&A
Q. コーキング工事の寿命はどれくらい?
→ 一般的には10年前後です。ただし、下地処理が不十分だと5年も持たないこともあります。
Q. プライマーを塗らないでコーキングする業者もある?
→ 残念ながらあります。その場合、施工直後は問題なくても、数年で剥がれる可能性大。業者選びのチェックポイントです。
Q. 部分補修だけでも大丈夫?
→ ひび割れや目地の状態によります。部分補修で済む場合もありますが、築年数が経っている家は全体的な打ち替えがおすすめです。
「さざんか」のこだわり
🔧 下地から丁寧に
→ 見えない部分こそ時間をかけ、プライマーをしっかり塗布。
📷 施工過程を写真で報告
→ お客様が見えない部分も“見える化”して安心。
🏠 最適な材料選び
→ コーキング材とプライマーの相性を考慮した施工で、長持ちする仕上がりを実現。
まとめ
- コーキングは「雨水の侵入防止」「外壁の耐久性確保」に不可欠
- 見えない下地処理(プライマー塗布)が、施工の寿命を決める
- 丁寧な下地処理で、割れやすい部分も安心の仕上がりに
- 「さざんか」では、下地からこだわった施工で長持ちする住まいをご提供
🏡 住宅総合リフォーム さざんかでは、
外壁・屋根・コーキングに関する無料診断・お見積りを承っております。
「ひび割れが気になる」
「業者選びに不安がある」
そんな方もお気軽にご相談ください✨